IELTS WritingのBand 6.0と6.5を分ける3つのポイント
IELTS WritingでBand 6.0から6.5を目指すとき、多くの受験者が「難しい単語を増やせば上がる」と考えます。しかし、0.5の差を生むのは語彙の派手さだけではありません。採点基準に対して、答案全体がどれだけ安定して応えているかが重要です。
Band 6.5に近づく鍵は、「設問に最後まで答える」「段落ごとの役割を明確にする」「幅より正確さを優先する」の3点です。
1. 設問のすべての要素に答える
Task 2では、問いの一部にしか答えていない答案が少なくありません。たとえば「原因と解決策」を問われているのに、原因の説明が長く、解決策が最後に一文だけになっているケースです。
Band 6.5を狙うなら、まず設問を分解し、それぞれに十分な説明と具体例を与えます。立場を示す問題では、導入・本文・結論で主張がぶれないことも大切です。書き始める前の3分で「何を、どの段落で答えるか」を決めるだけでも改善します。
2. 接続詞より、論理の流れを整える
Moreover や Therefore を増やすだけでは、Coherence and Cohesionの評価は安定しません。重要なのは、各段落に一つの中心メッセージがあり、次の文がその説明・理由・例として自然につながっていることです。
おすすめは、各本文段落を「主張 → 理由 → 具体例 → 小さな結論」の順に確認する方法です。文と文の関係が明確なら、接続表現を無理に多用する必要はありません。
3. 難しさより、コントロールされた英語を選ぶ
背伸びした語彙や複雑すぎる構文は、使い方を誤ると意味の明確さを損ないます。Band 6.5では、一定の語彙・文法の幅に加え、その幅を比較的安定して使えることが求められます。
同じ語の繰り返しを避けつつ、文脈に合う語を選ぶこと。複文も使いながら、主語と動詞、単数・複数、冠詞、時制を最後に見直すこと。ミスをゼロにする必要はありませんが、読み手が迷うミスを減らすことが得点につながります。
提出前の6項目チェック
- 設問のすべての要素に答えたか
- 自分の立場は最後まで一貫しているか
- 各段落の中心メッセージは一つか
- 具体例が主張を本当に支えているか
- 意味が曖昧になる語彙・構文はないか
- 冠詞、単数・複数、時制を見直したか
自分の弱点は、自分では見つけにくい
答案を改善するには、採点基準ごとに「どこで評価を失っているか」を切り分ける必要があります。Mr.Writingでは、Task 1・Task 2の答案をIELTSの4つの採点基準に沿って分析し、次の一稿で直すべき点が分かる形でフィードバックします。
監修:ジーエルアカデミア株式会社/塚本亮
本記事は学習上の一般的な指針です。実際の評価は答案全体を基に判断されます。

