IELTS Speakingの発音:日本人が最初に見直したい強勢・区切り・語尾
IELTS SpeakingのPronunciationは、英語らしいアクセントをまねできるかだけで決まるものではありません。聞き手が無理なく理解できるか、強勢やリズム、イントネーションなどの音声的特徴を使って意味を伝えられるかが重要です。
日本語話者が最初に見直したいのは、一つひとつの子音や母音だけではありません。文章全体の「どこを強くするか」「どこで区切るか」「語尾まで届いているか」です。
1. 大切な語を強くする
英語では、すべての単語を同じ強さで読むと、何を伝えたいのかが聞き手に届きにくくなります。名詞、主要な動詞、形容詞、副詞など、意味の中心になる語を少し長く、明瞭に発音します。
次の文では、大文字部分を中心に置いて練習してみてください。
I usually STUDY English in the MORNING because I can CONCENTRATE better.
I、in、the などを強く読む必要はありません。伝えたい語に山を作ると、同じ英文でも意味が通りやすくなります。
2. 意味のまとまりで区切る
日本人受験者の発話では、単語ごとに細かく切れる場合と、息が続く限り一気に話してしまう場合の両方があります。練習では、意味のまとまりごとにスラッシュを入れます。
I usually study English in the morning / because I can concentrate better / before I start work.
区切りは句読点と完全に同じではありません。聞き手が意味を処理できる単位を意識します。録音を聞き、途中で意味が切れていないか、逆に長すぎるまとまりになっていないかを確認してください。
3. 文末を消さない
話の途中で次の内容を考え始めると、文末の音が小さくなったり、動詞や複数形の -s、過去形の -ed が聞こえにくくなったりします。これは発音だけでなく、文法情報の伝わり方にも影響します。
まずは短い文で、最後の語まで相手に渡す意識を持ちます。
I visited Kyoto last WEEK.
I usually go there with my FRIENDS.
It was one of the best TRIPS I have ever HAD.
文末を強くしすぎる必要はありません。「最後まで音を届ける」ことが目的です。
10分でできる練習
- Speaking Part 1の質問を一つ選ぶ
- 3〜4文の回答を作る
- 強く読む語に下線を引く
- 意味の区切りにスラッシュを入れる
- 録音して、文末まで聞こえるか確認する
- 同じ内容を見ずにもう一度話す
二回目の録音では、速さより「伝わり方」が改善したかを比べます。速く話すことが流暢さではありません。内容のまとまりがあり、聞き手が無理なく理解できる速度を目指してください。
個別の音より先に全体を診る
r と l、th などの音も大切ですが、すべてを同時に直そうとすると練習が分散します。録音を使い、理解を妨げている原因が「個別音」「強勢」「区切り」「語尾」のどこにあるかを先に見極めると効率的です。
Mr.Writing & Mrs.Speakingのスピーキング精密診断では、音声と文字起こしの両方を確認し、Pronunciationを含む4基準から優先して直す点を整理します。

